「我が家の新型コロナウイルス感染」騒動記2022年05月02日

とうとう我が家にも、恐れていたコロナの波が押し寄せました。
重篤化リスクの高い私がいるため、家族全員で気を付けていましたが、次女が保育園で感染してしまい、家庭内感染となりました。
経緯をまとめてみました。

【1日目】
15:00
保育園より次女が濃厚接触者との報告有り
保健所の判断で連絡したと事務的な保育園の対応に、少し悲しくなる

【2日目】
家族が濃厚接触者でも、通勤、登校が可能な事を確認し、私は出勤、長女も小学校へ登校
次女は、保育園自体が閉鎖中のため休ませ、妻が在宅勤務

9:00
次女が、咳き込んで嘔吐及び38度越えの発熱

12:00
帰宅し、次女の様子を見る
次女、父の膝の上で「コロナで死にたくないよぉ」と涙する

14:00
次女、市の認定検査施設となっているかかりつけの小児科で受診
抗原検査及びPCR検査を行ってもらい、抗原検査で陽性反応
咳止めなどの薬を出してもらう

【3日目】
11:00
小児科より連絡が有り、PCR検査でも陽性反応

14:00
保健所から連絡が入って、これからの相談
父が転移性肺がんによる、肺の手術及び放射線治療を行っているため、重篤化リスクが高く、家庭内感染を防ぐために、次女と母の療養施設への入所を希望

【4日目】
8:00
保健所から連絡が入り、療養施設入所の準備ができたので、1時間半後に入所して欲しい
準備をバタバタとする

9:30
母・次女、療養施設へ入所
療養施設に着いて、次女の発熱も治まり、症状はほぼ無くなる

父と長女は濃厚接触者のため、父は在宅勤務で長女は出校停止
長女、「いつまで学校行けないの?学校行きたいよ」と涙する
次女は、療養施設で支給して頂くお弁当を完食するほど回復

【5日目】
母・次女は療養施設
父・長女は自宅
外出できないため、近所の人や会社の人、近くに住んでいる妹から支援物資を大量に頂く
みんなのおかげで、一週間分くらいの食事は確保できた

【6日目】
母・次女は療養施設
父・長女は自宅

23:00
父、咳が出始めるも発熱は無し

【7日目】
母・次女は療養施設
父・長女は自宅

13:00
父は発熱は無いものの咳が続くため、検査希望と保健所へ連絡するが、本日はできず、予約をする
長女へ感染しないよう、細心の注意をはらう

21:00
母も療養施設にて発熱し、PCR検査実施

【8日目】
8:00
保健所に連絡し、検査機関を確認
可能であれば、父・長女の二人を同時で検査してほしいため、電話で確認するも、二人同時の検査は難しいと判明

無料の検査施設:二人とも検査可能だが、濃厚接触者は検査できない

小児科:濃厚接触者の検査は可能だが、小児のみ

内科:症状がある成人の検査は可能だが小児はできない

11:00
症状のある私が内科で検査し、抗原検査で陽性

14:00
陽性者が付き添いでも小児科では検査が可能と確認が取れたので、長女の検査を実施
抗原検査は陰性
母は、PCR検査の結果、陽性

17:00
保健所から連絡が入り、重篤化リスクが高い私は、入院を推奨される
一人残る長女を考慮し、母・次女を療養施設から帰宅させ、私が入院する方向で調整

【9日目】
9:00
保健所から連絡が入り、大学病院ICUへの入院準備ができたとの事
ICUなので、スマホをはじめとする電子機器の持ち込みは禁止
母・次女の帰宅準備も同時に始める

10:45
母・次女帰宅
投薬もあり母の症状は大分落ち着いている
二人の娘を託して大学病院に車移動

11:30
大学病院到着
ICUまでの私が通るルートができており、そこを通ってICUへ入室
ここから電子機器が全て使えなくなる

15:00
CT撮影を行い、肺炎が起きていないか確認

16:00
感染症対策の担当医面談
肺炎は起きていないため、咳止めや痰治療の投薬を行って様子を見る
4日間のICUへの入院を予定し、症状が悪化しなかった場合は、療養施設へ移動する予定

17:00
心電図、パルスオキシメーターが繋がれ、ベットから身動きできなくなる

現在、こちらの大学病院はコロナ対応病院では無いため、私のICUに入室するたびに医師、看護師の方々は防護服へ着替え、退室する際には消毒しながらの脱衣をしているのが、私一人のための対応に凄く心苦しい
今までも重篤患者や、重篤化リスクの高い患者のみ受け入れてきた模様
間もなくコロナ病棟が完成するとの噂もあるので、そのうち受け入れ可能となるのでは無いかと思う

【10日目】
咳が続いており、満足に睡眠できない

10:00
院内のPHSで家族と会話させてもらう
長女は症状が全く無く、PCR検査も陰性
先ずは、家族の安全が第一

18:00
看護師と会話
酸素呼吸器を付けた重篤患者で2ヶ月ICUに入院していたコロナ患者もいたとの事
現在は、私含めて2名のコロナ感染症患者がICUに入院中

【11日目】
投薬が効いてきたのか、咳は落ち着いてきた
発熱は無し
TVを観る事しかやる事が無く、ICUの中をスケッチとかしていた

【12日目】
6:00
採血4本

7:00
レントゲン撮影

8:00
担当医面談
症状も安定しているため、本日より療養施設へ移動可能

8:30
院内放送が告げる
「9:30より緊急システムコード○○○に入ります。緊急ルートは○○○が優先されますのでお願いします」
どうやら、これは私の退院ルート確保のためらしく、また心苦しくなる

9:30
療養施設へ移動

11:00
家族とやっと連絡でき、お互いの状況確認
長女・次女とも元気で、母の症状も安定し、今は若干の味覚障害が残っている
そして、4日ぶりのシャワーが気持ち良かった

13:00
ネットスーパーの利用は可能とのことで、イオンネットスーパーで注文する
家族が濃厚接触者で差し入れできなくてもある程度快適に過ごせそう

【13日目】
【14日目】
【15日目】
療養施設での生活
 6:30 検温・酸素濃度確認
 7:30 朝食・ゴミ出し
11:00 検温・酸素濃度確認
12:00 昼食
15:00 検温・酸素濃度確認
18:30 夕食

もちろん禁酒・禁煙
他は特に制限が無く、Wi-Fi環境もあるので、子供たちとは常にLINEでビデオ通話していた

【16日目】
9:30
父の帰宅の許可が出る

盛岡市の規定は、
①有症状者
 発症日(または陽性確定の検体採取日)から10日間経過し、かつ症状軽快から72時間経過
②無症状者
 検体採取日から7日間経過

私は、①に該当し、発症日から10日間経過となり許可が出ました

【17日目】
全員在宅

【18日目】
母の外出許可も出て、これで全員自由!

最終的に、長女は感染せず、守り切る事ができました。
長い18日間の新型コロナウイルス感染症との闘いとなりました。
もちろん、これからも再感染の危険性や、長女も感染から守る必要があります。
マスク・手洗い・うがいと家庭内の感染対策も、更に徹底していこうと思いました。

この騒動を終えて、思っていることは、「家族の命」を守りたい!その一心です。